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社会貢献でメシを食う

time 2010/12/21

社会貢献でメシを食う

~だから、僕らはプロフェッショナルをめざす~

米倉誠一郎[監修]

竹井善昭[著]

マイクロソフトで活躍したジョン・ウッド氏がネパールに本を送ることから始まった

「Room to Read]活動

それが本になったのが『マイクロソフトでは出会えなかった天職』

カンボジアの雑貨屋で目にしたかものはしプロジェクトなんかも同じだ。

そして近年、社会起業家という言葉が日本でも多く聞かれている。

また、成長社会から成熟社会へと移行する中で

企業の名前に頼った生き方ではなく、個人としてのブランディングが必要になっている。

そしてさらに

21世紀は個人としての力が必要であり

『グローバリエーション』また『イノベーション』がキーワードになるであろう

ここの共通項は

『多様性』

国籍や人種、性別、年齢といった目に見える次元だけではなく

宗教や思想、習慣といった目に見えない次元の違いであり

それらを尊厳をもって、認めることである。

しかし日本人の多様性は小さいモノではないか。

ネットなどが成長しているのに、海外に友達がいる人は少ない。

そもそも社会貢献とは?

定義はなんなのか?

ウィキペディアには

『社会の利益に資する行いをするということ』

この本ではもっとシンプルに

『社会の問題解決に貢献することである』

社会貢献に対する今までの概念・イメージに自己犠牲があるかもしれない。

貧困地域に生き、

そこで見て、感じた悲惨な状況。

そこでの嘆きや悲惨に共感しているのではなく

やりたいこと、活動の先にあるものは

”絶望”の共感ではなく、

共有したいモノ、共感したいモノは

”希望”である。

貧困、病気、教育機会の欠如・・・・

社会問題は世界。

いや、日本にもある。

こういった事実はあるが、やりたいことは

そういった状況にある人たちと

”希望”を共有したいのだ。

途上国の農村に学校や図書館を建てれば、子供は希望を得ることができる。

”絶望”の共有ではなく”希望”の共有。

涙の共有ではなく、笑顔の共有。

自分の力で笑顔の連鎖を作り出せたら、人は誰でもハッピーな気分になる。

本当の自分に出会うことはこういうことなのかもしれない。

つまり、社会貢献は

自己犠牲の場ではなく

自己実現の場であるのだ。

そして、この社会貢献がビジネスになり始めている。

しかし、日本のNPOなどの状況は決していいとは言えない。

アメリカでは年収1000万というのもあり得るが、日本はまだまだである。

そしてこの本では

社会貢献との関わり方について

4つの方法を紹介している。

①NPO・NGO

②企業

③社会起業家

④プロボノ

それぞれの関わり方に利点があり、

自分のキャリアプランと合わせ、考えていくべきである。

そして社会貢献を仕事にしたいのであれば、

まずプロフェッショナルであるべき。

これから社会起業の世界はさまざまなビジネスモデル、そして多くの人が興味を持って

参加してくる。

その時に自分が輝けるフィールドを持って

自分らしく、世界に”希望”を与えていくべきであり

自分のスタンスで”希望”を共感しあうべきである。

そして、最初にもあったが、

日本人はあまりにも狭い多様性の中で生きている。

世界と向き合う時、

最初にあるのが違いだ。

もっと多くの多様性を受け入れる環境も必要だ。

社会貢献は希望を生む。貧困や差別や搾取によって奪われた人たちに希望を与える。

と同時に僕ら自身にも希望を与えてくれる。

人は誰でも、価値ある人間になりたいと思っている。社会貢献は僕らに価値を与えてくれる。

自分が少しは世の中の役に立つ人間なのだという気持ちにさせてくれる。

その気持ちが、自分自身に希望を与えてくれる。

世の中に希望を生み、自分自身も希望を抱ける。

希望に満ちた世界をつくり

希望に満ちた人生が得られる。

こんな仕事、他にない。

だから僕らは社会貢献をめざす。

――――――――――――

どういった仕事につくにしろ。

何かしらの形で社会に還元する。

それが仕事だと思う。

しかし、21世紀は目の前の人以外にも

多くの人たちに還元する方法がある。

目の前の人だけでもいい。

世界、いや宇宙。

次元は個人の価値観だ。

そして、還元の仕方も

世界の多様性の中で

その方法までも、多様性を持っている。

『社会貢献』

人生を考える上で、1つのキーワードになりそうですね!

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カンボジア

筆者



中小支援のデジタルマーケティング屋
石川県小松市生まれ。 子どもの頃は、サッカーや野球をして過ごすスポーツ少年。 大学時代は、つくばの地で、野球をしたりヒッチハイクしたり小学生と100㎞歩いたりしていた。




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