Youth.Kのブログ

誇りあふれる空間創造

過去の涙

time 2010/12/10

大人になるにつれて

 

涙を流した4回。

 

 

その理由を深堀りしてみた。

 

 

自分は小さい頃、めちゃくちゃ泣き虫だった。

おかんがゴミ出しに行く。

すると自分は気付くんだ。

 

家に1人でいるという状況に……

 

そしたら、泣く。

 

おかぁさ~ん!!
って。

 

それが合図だった。

近所では泣き声が聞こえたら、ゴミ出しの時間だという合図。

 

兄貴とケンカしてもいつも泣いていた。

 

 

記憶にあるのが

ある夜、また泣いていて

おとんが泣き止まない自分に怒って

体を持ち上げ、外に出した。

 

 

全力で抵抗したが、敵うわけもなく、

すべてのカギをかけられた。

 

あの印象がめちゃくちゃ強い。

 

泣いてもダメだ。

 

泣いたってどうにもならないんだ。

 

泣くってカッコ悪い。

 

 

そんな感情が泣かない自分を作っていった。

卒業式とかはウルッとはきたが、流れることは我慢できた。

 

 

1度目の涙、2度目の涙は似ている。

 

2つとも高2の春。
野球が理由だった。

 

 

高校野球。

高校へ行く理由だったし、あの時の自分にとったら

 

あれがなかったら、わかんない。

 

 

とにかく中心。

1年の時
3年の練習に参加させてもらったり、

 

 

秋季大会ベンチ入りして
2回戦はサードで先発させてもらったり

 

1年生大会は4番を打つことが出来た。

冬を越え、春。

チームは最大の照準は夏

その前に春季大会。

 

 

個人としてはレギュラー取り。

うまくやればレギュラーになれる。

 

 

最初の練習試合

覚えている。

 

 

代打ツーベース。
2試合目スリーベースと三振。

イケる。

しかしだ。

 

 

春先、石川はまだまだ寒い。

肘を痛めた。

 

 

腕を上げると痛い。
風呂で頭を洗うのは左手。

授業中、たまにめちゃくちゃ痛くなることもあった。

素振りが出来ない。

結果、成績も出なくなってしまった。

 

 

春、メンバー発表。

最後の練習試合を前に
背番号17、18は発表されなかった。

 

 

 

『あと2人は次の試合で決める』

 

わかっていた。
自分、そして2人の3年。

 

この3人が試されていることが……

迎えた練習試合。

 

 

結果は最悪だった。

サードでエラー1つと3三振。

3つ目の三振をして、ベンチに帰ってきた時。

察した。
結果を残す2人と自分。

 

 

慰めてくれるやつがいた。

泣いた。一瞬だったけど。

 

悔しすぎた。

 

悔し涙だった。

 

それが1つ目。

 

 

 

もう1つは
これから約3週間後。

 

春が終わり、針治療で肘も治りかけた時に

外れた左肩。

 

マジ、なんだよ!!

って感じ。

 

 

外れた瞬間は、野球人生終わったって感触だったけど。

怪我と結果が全然出ない日々、

 

打つ感覚も忘れかけていた。

一応、挫折なのかな。

 

軽く、心が腐りだし、
めちゃくちゃ否定的。

 

 

今までで唯一
野球が嫌いになった。
チームまでも嫌いになった。
周りの人のせいにしたり、人が嫌いになった。

 

でもそんな状況も嫌いだった。

 

この感情を誰かに伝えるのは、今初めてかもしれないけど…

なんか嫌になった自分は、

ただただ

野球が好きだった中学時代。

 

 

 

中学校のグラウンドに行った。

真っ暗な夜のグラウンド。

ベンチに座る。

 

 

自分のポジションだったショートの守備位置。

やっぱり野球が好きなのに

 

何をやっているんだ自分は!!

 

 

ココで学んだ野球の楽しさを
今、自分は感じようともしていなかった。

野球が嫌いな自分が嫌いだった。

だから、泣いた。

 

少し、わざと自分を泣かした。

スッキリさせたかった。

 

涙にはスッキリさせる力がある。

それから野球は好きです。

 

 

 

3つ目は今年4月。

大学で秋までやっていた軟式野球部。

ここでの役割はマウンドを守ること。

 

 

相手は同じリーグ、入学以来1回も勝ったことのない大学。

ココに勝つことが1つの目標だった。

 

迎えた試合。

 

 

 

先制してもらったのに、

その後2-1で9回、追い付かれる。

 

特別延長11回。

 

8-7ツーアウト満塁。

 

 

ショートゴロ。勝った……

セーフ!?

負けていた。
誤審だった。

 

怒り、あきれ。

こんな形は誰も想像していなかった。

 

 

誰も泣かない。てか涙も出ねぇよ。

でも実際は勝てるチャンスがたくさんあって

 

 

 

ミーティングが終わり

おまえのせいでもない。
帰ろう。
って言われた。

 

 

 

この時の感情は、
今まで生きてきて初めてだった。

 

 

『感謝』しかなかった。

 

 

去年東日本準優勝したチームに
戦えたのは、確実にこのチームだったから

 

 

でも負けた。
だけど、責任がどうとかじゃなくて。

 

 

 

ありがとう。

マジで、ただそれだけ。

ヤバイ泣いた。

 

 

人前で初めて泣いた。

弱い自分がどうとか
関係なかった。

申し訳なさと感謝でぐちゃぐちゃ。

悔し涙じゃなくて、嬉し涙に近いへんな涙だった。

 

 

 

 

 

4つ目は夏、100㎞のゴール。

泣かないと決めていた。

 

 

 

でもこの1年が終わると思ったら
なんか糸が切れた。

問題があったから
責任があったから

でも成長があったから

 

 

 

あの涙はあった。

でもやってる側が泣いてる内は
まだまだだな。

そんな4つの涙。

カンボジアで考えていたら

 

高校の時の理由がわかってきた。

単純に悔しいとか

なんで悔しかったのかなとか
何考えていたのかとか

 

 

 

 

どんな環境で育ってきたとかも関係ある。

涙の理由に成長を感じた。

でも泣き虫にはならない(笑)

 

 

めっちゃ長くなったけど、

これも見えてきた自分の背景。

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カンボジア

筆者



中小支援のデジタルマーケティング屋
石川県小松市生まれ。 子どもの頃は、サッカーや野球をして過ごすスポーツ少年。 大学時代は、つくばの地で、野球をしたりヒッチハイクしたり小学生と100㎞歩いたりしていた。




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